2020/05/16

2020.4.30-2020.5.15

最後更新してから面白かった映画
『港の日本娘』(1933)/『しいのみ学園』(1955)/『シンデレラ・エクスタシー 黒い瞳の誘惑』(1988)/『パチスロハスラー奈々』(2009)/『ソフィ・カルのダブル・ブラインド』(1992)/『Ryuichi Sakamoto: CODA』(2017)/『ニッキー・クレイザーの好きにヤッちゃえ!』(2019)/『絶頂姉妹 墜ちる』(1982)/『ラブ・ザ・ドッグ 犬依存症の女』(2007)/『ビッグ・リボウスキ』(1998)/『オレンジカウンティ』(2002)/『白い暴動』(2019)/『ロリータバイブ責め』(1987)/『”隠れビッチ”やってました』(2019)/『害虫』(2002)/『恋する。/愛欲みだれ妻』(1999)/『浮気妻 侮辱責め』(1992)です。

ピンク映画が多かったかもしれない、佐藤寿保はかずやがたくさん観てていいなって思って今日も観た!『やわらかい肌』はよくGYAO!にあってうれしい。『パチスロハスラー〜』は睦雄が出ていたのでそれだけでgoodです。睦雄愛は止まらない。睦雄good映画を見つけたら私に連絡ください。絶対観るので…。特に5秒くらいしか出ない(ex.『散歩する侵略者』)睦雄映画を探しています。そういえば彼の出てるPVを先日見つけてうれしかった。自転車に乗る姿、とてもいいですね。

あとはマイク・ホワイトを2本観たくらい。マイク・ホワイトはともだちが(これもかずやなんだけど!)貸してくれた『チャック&バック』で一気に魅了されてしまった。
『ラブ・ザ・ドッグ』ももー本当に面白くて、特にこれは会話の切り返しの仕方の統一感がエグい。ラストの5分は最高すぎて5回くらい見返した…ていうかマイク・ホワイトはどの作品も最低なヤツ(モラルない系)しか出てこないのに絶対ハッピーエンドなの!大好きな感じ。『マイヤーウィッツ家の〜』好きなひと、『オレンジカウンティ』きっと好きだと思う。
ここ数週間は映画よりも本読むのが楽しくってあんまり観れてないかも…買った本といえば、アンリ・ラングロワの評伝が昨日届いた!ので読むのが楽しみ。あと『フレームの外へ』をいま読んでるけど面白い。出遅れて買ったな…あとは超たらたらジンをつくってます。羽仁進について趣味で調べ始めたら父親がヤバすぎてそこで完全にストップしています。というジンをつくっています…暇かよ、暇だな、アハハ〜人と連絡も必要最低限レベルでしか取ってないのでなんか本当に映画と会話してる気になってる。数年前までご立派にポエムばっかり呟いてたTwitterも気づけばおもしろ映画を垂れ流すだけのマシーンになってきた(それくらい日常生活でなにもない/それが穏やかでしあわせ)。実家なんだけど、隣の部屋では毎晩姉が誰かしらと電話してて、私は自分の部屋でエロ映画ばっかり観てる。同じ親から生まれたのにこうも違うとなんだか本当家族って面白いですね。

ところで地味にメンバーが増えたの!イエーイ たのしみ。そんな感じで本読みます、バイバイ。

2020/05/06

2020年4月に観た映画。


みなさんお元気ですか。毎日吹雪!吹雪!氷の世界~!
4月は45本観ました。もちろん全部自宅にて!こんなに映画館に行かないことがあっただろうか。あ、ガキの頃は1年に1回ママンとネエチャンとドラえもんを観に行くくらいでしたね。来場者全員プレゼントのちゃちいオモチャありましたよね。あれを得意気にランドセルの横っちょにぶらさげたりしてたわけ。それで塗装がすぐボロボロに剥げちゃったりして。ランドセルは本来投げて遊んだりするものではないのです。で、『ねじ巻きシティー冒険記』から観に行った記憶はあって『ワンニャン時空伝』までは親子3人で観に行ってました。新宿までバスで行くんですけど、途中に結構急な下り坂があるんですよ。フゥゥ~って下るかんじの。そこが好きでした。ワンニャンの次の年は声優が変わったこともあって映画はやらず、その翌年の『のび太の恐竜 2006』は中学の同級生の女子2人と、同じ塾に通ってた"カッパ"ってあだ名の少年(河田くん)と行きましたね。中二になる手前くらいかな。河田なにしてんだろな。僕のこと覚えてるかな。学生時代のデートらしいデートの記憶って、それと豊島園ダブルデートくらいしかないです。ジェットコースターに乗ったのもあれが最初で最後です。バスの下りは楽しくても、あのスピードと落差はムリ!車両から投げ出されるかと思いましたマジ。死んでたかもしれない。以下余生。あー、またそこらの男女4人でアイススケートもした気がする!全部中学時代の出来事です。中学時代が一番元気だった…いじられキャラでしたけど。思い出話は止(よ)す!アイススケートといえば、市川崑の『恋人』って映画で池部良と久慈あさみがするんですよねアイススケートデート。池部さん滑るのすごい上手でかっこよかった。池部さんに優しく手を引かれて氷上を滑ってみたい。『恋人』、とても可愛らしい50's東京お洒落デート映画なので観てください。帰りたくない夜の映画。終電に間に合わない映画。U-NEXTにあります。オレは終電を逃がしたりしない。

で、今月観たのは45本ですね。
『オーバー・フェンス』
『天国はまだ遠い』
『泳ぐひと』★
『いま、輝くときに』
『不死鳥』(木下恵介)★
『FRANK -フランク-』
『潮風のいたずら』
『ジャグラー/ニューヨーク25時』★★
『花に嵐』
『スケート・キッチン』★
『少年と犬』★
『←→(Back & Forth)』(マイケル・スノウ)
『草叢 (不倫団地 かなしいイロやねん)』★
『わ・れ・め (色情団地妻 ダブル失神)』
『東京のバスガール (したがるかあさん 若い肌の火照り)』★
『背徳の森 (ふしだらな女 真昼に濡れる)』
『青空 (果てしない欲情 もえさせて)』★
『団地妻 隣のあえぎ』★★
『淫情 義母と三兄妹』
『白衣と人妻 したがる兄嫁』
『アイ・スタンド・アローン (イカせたい女)』
『花井さちこの華麗な生涯』
『たそがれ (いくつになってもやりたい男と女)』★
『血の祝祭日』★
『つぐない 新宿ゴールデン街の女』
『スリップ (熟女 淫らに乱れて)』★★
『トーキョー×エロティカ』
『肌の隙間』
『ヒバリ (したがる先生 濡れて教えて)』
『恋する。 (愛欲みだれ妻)』★
『罪 tsumi (獣の交わり 天使とやる)』
『UNDERWATER LOVE おんなの河童』
『ドラえもん のび太の魔界大冒険』
『パチンカー奈美』★
『新日本暴行暗黒史 復讐鬼』
『ザ・ストーカー』(鎮西尚一)★
『フィアレス』★★
『バンブルビー』
『カリガリ博士』
『シャンプー』 (ハル・アシュビー)★
『殺さない彼と死なない彼女』
『狼 RUNNING is SEX』★
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』★
『ニンゲン合格』★★
『カリスマ』

しをが堀禎一の映画のことnobodyに書いてたじゃないですか。それで堀禎一の観てないやつ観なきゃ!と思ってアマプラのVシネチャンネルに入って無料期間の2週間でまたピンク映画を観たたくさん。堀禎一ももちろんよかったんですが、サトウトシキ『団地妻 隣のあえぎ』が傑作でした。昨日たまたま観た曽根中生『熟れすぎた乳房 人妻』(素晴らしかったです)とも通じるような、夫婦・結婚生活への飽きと諦念を可笑しく切なく語った映画。今GYAOに『団地妻 隣のヒミツ』って別タイトルで無料配信されてるので是非観てみて。それから、鎮西尚一『熟女 淫らに乱れて』も素晴らしかったです。構図や空間演出に何度もハッとさせられる。2階の窓から庭へ手拭いが投げ落とされるだけで、何故胸をつかまれるのか。その直後のあおりと俯瞰の切り返しからの窓際のバックショットの美しさは何なのか。そして伊藤猛の坂の転がり方も何なのか。で、鎮西尚一の他の監督作『パチンカー奈美』『ザ・ストーカー』も観てみましたがどっちも面白かったです。然るべき方法で観てください。いまおかしんじ『愛欲みだれ妻』もよかった。あるシーンで女児2人が鳩を追いかけるのがたぶん偶然に映り込んでるんですが、そのタイミングが完璧で感動。映ってしまったものすべてが映画。ピンク以外だと、ずっと観たかった『ジャグラー/ニューヨーク25時』の吹替版がYouTubeにあがっててようやく観れたのがすごく嬉しかったです。もう消えてるかな。70年代後半のニューヨークと瓦礫の積もったサウスブロンクスを舞台にしたハイテンションな刑事アクション!大好物!ありがとうございました。『スケート・キッチン』は、僕のタンポン憧れがまた高まる超クールなガールムービーで最高。『少年と犬』はディストピアもので、テレパシー犬の絶妙な演技も可笑しいのでディストピアと犬とジェイソン・ロバーズが好きな方は観てください。アマプラにあった黒沢清『ニンゲン合格』も初めて観たんですが大好きでした。ペキンパー『砂漠の流れ者』(ジェイソン・ロバーズ!)の翻案だったのか~と思うとジワジワ泣けてくる。「俺、存在した?」というヤング西島秀俊の台詞がいまだにリフレインしている。オレ、存在してんのにな?と実存的な…不安が…今無職だし…誰とも会わんし誰とも話さんし…学もないし…人望もないし…ウゥ~とあたりを見回すともう春は終わっていた。