2020/10/10

2020/8/28-10.8

 すっかり寒い!
9月はじめにに奥多摩に行ったのが遠い昔にも感じるし、つい最近のことにも感じる。
半袖でうろちょろしてた毎日が気づけばパーカーだよ!
ずっと欲しかったhotel blue買っちゃったからうれしいけど。

最後更新してから面白かった映画
『二重結婚者』(1953)/『青春がいっぱい(The Trouble With Angels)』(1965)/『肉屋』(1969)/『やくたたず』(2010)/『アスファルト』(2015)/『愛欲温泉 美肌のぬめり』(1999)/『子供たちをよろしく』(1984)/『呪われの橋』(2020)/『Not Wanted』(1949)/『行き止まりの世界に生まれて』(2018)/『赤ちゃん泥棒』(1987)/『ハッピーニート 落ちこぼれ兄弟の小さな奇跡』(2011)/『あ、春』(1998)/『恋するマドリ』(2007)/『さよなら、ジョージ・アダムスキー』(2007)/『母娘監禁 牝〈めす〉』(1987)/『十九歳の地図』(1979)/『ふたりにクギづけ』(2003)/『ブリュッセル、60年代後半の少女のポートレート』(1993)/『誕生日』(1993)/『鵞鳥湖の夜』(2019)/『イサドラの子どもたち』(2019)/『ヒュービーのハロウィーン』(2020)

たまに映画館行ったりしてた。『鵞鳥湖の夜』とか親と喧嘩したからテキトーになんか見にいくかってちょうどやってたから見たんだけど面白かった。傘をおっさんの腹に刺した後、無駄に開くシーンが美しいです。映画っていいなってこういうときに私は感動します。『mid 90s』と『行き止まりの〜』をセットで観たんだけど、前者を最初に見れば良かったものの、気持ちが焦りすぎて後者を先に見てしまい、『mid 90s』は全然ノれず…でもみんな着てる服が可愛かったナ〜ツイッターにも書いたけど昨今のA24はこれまでのスクールもののいわゆるスクールカースト的なものをブチ壊そうとしていていいですね。カーストに拘って明らかないじめっことかがでてくる映画、はあ?って思うもん。みんながそれぞれ勝手に生きててそれでいいというかそうであるはずなのにいじめに着目しすぎててエー大変ですねって思っちゃう。『ブレックファーストクラブ』初めて見たときの拒否感よ、、それこそ『ブックスマート』的なふつうにヘテロもいればレズもいるしみたいな当たり前前提なの、どんどん増えてって欲しい。ところで話は戻って『行き止まりの〜』はいまのところ今年劇場で見た新作でベストです。私はドキュメンタリーが大好き!

反して今年見た旧作でいまのところのベストはアイダ・ルピノ監督『青春がいっぱい』!本当にめちゃくちゃ良かった。オープニングとエンディングが胸がうぎゅー!!ってなるほど可愛いし、本当に本当に良かった!私は自分の中高の寮生活を思い出してホロホロしました。それこそスクールカーストの話に戻るけど本当に大事なのって別に虐められてたとかカーストのどこにいたとか上にいたから!みたいなのじゃ本当になくて、そこでどれだけ信頼できる最高のともだち出会えたかどうかなんじゃないか。ルピノが監督した映画もっと見たかったな、『Not Wanted』も狂ってて面白かった。こりゃ赤ちゃん泥棒じゃないか!と思って見た『赤ちゃん泥棒』のニコラスケイジもめちゃくちゃ良かった。


邦画では久しぶりにピンク映画も見たりしてた〜『誕生日』も『母娘監禁』もかずやに教えてもらったんだけど。どっちも良すぎちゃった、誰だか知らない女が歌う「ひこうき雲」にジーンとしちゃったりしたよ。あー私もダボダボのタートルネック今年は買うんだ〜そんで缶コーヒー自販機で買ってこの映画を思い出したりして嫌な気分になって帰ったりしよう。
あとは『十九歳の地図』見て泣いたりしてた。バカヤロー!バカヤローだ!そうだそうだ!うっ私はあの本間優二みたいなバイブスで生きてるから友だちがほとんどいないし、こんなにひねくれてるんですね。はあでもみんな嫌いだ!バカヤローだ!そうだそうだ!

今日はベッドで寝っ転がりながら大好きなアダム・サンドラーさまの『ヒュービーのハロウィーン』をNetflixで見てたんですけど本当に面白かった。Netflixの敵は、睡眠とオンラインゲームらしいよ。全くそうですよね、Netflixだーいすき(ハズキルーペのノリで)!

ジェイク・シュライアーの撮るmv全部見事に好きなんだけど、最近気になる監督はOscar Hudson。Rediohead/LIFTは有名過ぎるけどこれとかもセンスよくっていいな〜!!!!!!と思います。

あとCOL3TRANE/Britneyも植田正治みたいなことしてて良かった。
そんな感じ、みんな遊ぼ〜bye







2020/10/05

2020年9月に観た映画。


『子供たちをよろしく』(マーティン・ベル) ★★
『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン』★★★
『団鬼六 黒薔薇夫人』★
『プライベート・パーツ』(ポール・バーテル) K's cinema ★★★
『ラ・ヴァレ』K's cinema ★
『トロメオ&ジュリエット』
『ダーク・スター』★★★
『ザ・ブルード 怒りのメタファー』★
『世界の終り』(ジョン・カーペンター) ★★
『吹けば飛ぶよな男だが』★
『家族』(山田洋次) ★
『眠る虫』ポレポレ東中野 ★★
『逆さ吊し縛り縄』ラピュタ阿佐ヶ谷 ★★
『初夜の海』★
『ポパイ』★★★
『セコーカス・セブン』★
『北の橋』★★★
『アウト・オブ・ブルー』★★★
『マルチプル・マニアックス』★★★
『希望の街』★★★
『リバー・オブ・グラス』イメフォ ★
『ミークス・カットオフ』イメフォ ★

22本でした。こうやって振り返ると印象深くてステキな映画しか観ていないので何故か不安になってきます。たまには「観ても観なくてもどっちでもよかったな……マジで」ってな映画を名画座で(半分寝ながら)観たいものですが、今シネマヴェーラ渋谷では新東宝の特集がやっていますね。バイト終わりに渋谷行ってベローチェかフレッシュネスで本読んで時間潰してから大して面白くなさそうなどうでもよさそうな旧作邦画をヴェーラへ観に行くあの贅沢を思い出しています。昔、平日の昼間に早稲田松竹に行って、確かゴダールの『女は女である』と『はなればなれに』の二本立てかなんかだったと思いますが、いつも通り最前列に座って、いつも通り開映ブザーの音にビクッとして、いつも通り劇場案内の映像に合わせてズンチャッチャ~ズンチャッチャ~テレレンテレレレレンテン~と口ずさんで、張り切って1本目を観ていたらですね、少し離れた横の席のおっさんがスナック菓子か何かの袋をガサガサ~バリバリ~と開けてですね、サクサク~かバリボリ~かそんなような音を立ててお菓子食い出したんですね。「これだからおっさんは…チッ」「おっさんはおっさんである…チッ」と心の中で舌打ちしつつ、なにせ初めて観るゴダールの作品ですから、お勉強!ってモードで真剣に観ていましたよ。で、やっと菓子を食う音が止んだな~と思ったら、しばらくしてからおっさんプシュ~プシュ~ってかんじのイビキをかき始めましたね。そのとき僕はふと思いました。お勉強モードでスクリーンを真っ直ぐ見つめる僕と、平日の昼間にわざわざゴダールがかかる名画座に来ておいて食っちゃ寝してるおっさんと、真に贅沢な時間を過ごしているのはどちらなんだろうかと。負けたと思いました。もっと時間を無駄遣いするべきだ。その日以来、僕は映画館で寝ても後悔しなくなりました。「その日以来」ってのは脚色ですが、事実、僕は映画館でよく眠りました。神保町シアターで映画が終わって場内が明るくなっても眠ったままでスタッフさんに起こされたときは恥ずかしかったですが、基本的には「(ハッと目を覚まして)……あーん、寝ちゃってた~」と大らかに目覚められるようになりました。ありがとう、食っちゃ寝のおっさん。映画館での睡眠時間、それから映画が始まるまでのこれといってすることのない時間、どちらも好きでした。去年出た小西康陽さんの本にもこう書いてありましたよ。「名画座で映画ばかり観て過ごすようになってから、映画よりも楽しいのは、映画と映画の合間の時間なのだ、と知った。」。本末転倒かのように思われますが、実際そうなんですわな。合間、サイコー。合間を作るために行動したいくらいです。最近はずっとヒマだから合間がなくて病みそう。病んだことないけど。


中原俊『初夜の海』で望月真美さんが歌っていた戸川純の諦念プシガンガに今更ハマっています。映画で登場人物が歌う歌謡曲ってのは耳に残るもので、春ごろに観た山下耕作『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』で梅宮辰夫が歌っていた満鉄小唄にもハマりました。『日本春歌考』でも吉田日出子が歌っていたらしいがそれはあんまり覚えていない。日本春歌考といえば、山上たつひこの『喜劇新思想大系』に"日本春歌考"という回があって、食糞飲尿スカトロ回なので是非読んでみてください。ステキな漫画です。
これはディランIIの満鉄小唄。アルバム『きのうの思い出に別れをつげるんだもの』の隠しトラック。

映画で登場人物が歌謡曲を歌うシーン、なんか思い出したら教えてください。今僕思い浮かんだのは南Q太原作の『さよならみどりちゃん』で星野真里がカラオケで熱唱していたユーミンの14番目の月です。IWANUGA HANA~!じゃタバコ買いに行くんで。終